2009年 05月 11日
先日、桑沢デザイン研究所
の『発想ワークショップ』の見学をさせていただきました。
五感にうったえる気持ちのいいもの×既存の工業製品 → 新しい発想へ
という流れで、
1グループ6〜8名で、ファシリテーターを決めます。
気持ちのいいものを持ち寄り、なぜいいのか?等を話し合い、
次に45分で45案目標!ということでどんどんスケッチを描き、
その中から4〜5案いいものを選抜し、プレゼンテーションするというもの。
ワークショップや授業を客観的にみたことがなかったので、
とても良い経験になりました。
男性の多いグループは、まず考察と議論がはじまりました。
女性の多いグループは、とにかく気持ちのいいものを触りまくってました。
主張の強い人がいると、その人がずっと話していたり、
1つのアイテムにこだわっているグループがいたり。
少しの時間なのに、グループごとに個性がでていて面白いです。
私も一緒に考えてみたりしました。
■気持ちのいいもの×医療機器
ゴムボールの『プニプニ』×体温計
→ こどもも嫌がらないで楽しんで使えるかも?
フェイクファーの『ほわほわ』×レントゲン
→ ヒヤッとする感覚がやわらぐかも?
■経験→記憶ということで考察してみると、
気持ちのいい音の中で、カッターを出す時の『カチカチ』がいい
と言う意見があったのですが、
そもそも、この『カチカチ』はシャーペンの芯を出す時やダイヤルをまわす時など、
【数や量を計るための確認の音】として記憶しているのではないかと。
そう考えると、案でもありましたが、
計量スプーンで量を計るのに『カチカチ』と音がしたり、
トイレットペーパーやサランラップを使用する時に『カチカチ』と音がすると、
目の見えない人も確認できていいのではないか?など発想が広がりました。
最後に『発想』はルールを決めてこそ、
数多く案を出す事が出来るということ。
とても勉強になりました。
それに、桑沢デザイン研究所はあこがれの学校だったので、
なんだかテンションが上がりました。
余談ですが、経験→記憶といえば、
シャワーの音を聞くと、トイレに行きたくなるのは、
昔母がシーシーと言ってトイレの教育をしたからに違いない。と、
ときどき思うのです。
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by iso-mai
| 2009-05-11 01:58
| デザイン